2013年05月16日
2013年05月16日
民主党公開大反省会
この方々が
政権を担っていたのかと思うと
背筋が寒くなる
3年3か月の間に
失われた国益・日本人の元気は
膨大である
じゃあな
実は反省なし? の民主党「大反省会」
【産経新聞 2013.5.11】[民主党]
「大反省会」と銘打たれたイベントにも関わらず、笑顔が見られる機会が多かった菅直人元首相=11日午後、東京都中央区(撮影・大橋純人)
反省どころか言い訳のオンパレード-。
民主党は11日、東京・日本橋で「公開大反省会」を開催した。菅直人元首相と枝野幸男元官房長官、長妻昭元厚生労働相の3人が30歳以下の若者の質問に答え、民主党政権を振り返った。だが、菅氏らから真(しん)摯(し)な反省はほとんど聞こえず、目立ったのは官僚批判、自民党批判、自己弁護ばかり。こんなありさまでは党の再生はおぼつかない。(坂井広志)
約500人の若者を前に気をよくした菅氏は、いつものニタッとした笑顔で登場。脂ぎった言動は何一つ変わっていなかった。
「もう1回首相をやるとしたら?」との司会者の質問に「首相はやりたくない」と語ったものの、次の瞬間にはこう再登板への意欲をにおわせた。
「民間人の力を生かす内閣を最初からつくる。次のチャンスがあるなら人選しときますよね」
ただ、個別政策となると口は重く、不快そうな表情まで浮かべる場面も。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる迷走については「期待を裏切ったことは残念だった」とあくまでひとごと。尖閣諸島(石垣市)沖での中国漁船衝突事件での映像隠蔽に関しては、マイクを手に取ろうともしなかった。
また、東日本大震災の発生直後、自民党は菅政権に協力的で多数の提言・助言を行ったにもかかわらず「政治休戦をするのが普通の判断だが、そこまでいかなかった」と事実を“歪(わい)曲(きょく)化”する荒業まで駆使。政権運営の行き詰まり対しては「官僚は組織となると(権益を)死守する」と恨み節を展開した。
言いたい放題の菅氏が最もイキイキとしたのが、生活の党の小沢一郎代表(元民主党代表)について質問されたときだった。
「自分の権力が最大限の状態を維持したい人。自分の言うことを聞くのが良いというのが小沢さんの『権力最大の法則』。これほどひどいとは思わなかった」
平成23年6月に自民党が提出した菅内閣不信任決議案に小沢氏が同調する動きを見せたことに言及しながら、憎悪の念を赤裸々に語った。それでいて、自身については鳩山由紀夫元首相と比べて「常識人」と言ってのけ、失笑を買った。
反省会終了後、記者団に囲まれると「久しぶりだなあ、こんなぶら下がりは。アハハハ…。政権運営について多少分かってもらえたかな」。どこまでもマイペースな菅氏だっだ。
一方、民主党が政権を失った最大の責任者の一人である野田佳彦前首相はほぼ同時刻、プロレスラー、小橋建太氏の引退セレモニーで小橋氏に花束を渡してガッツポーズを取っていた。民主党の「反省」の程度がうかがえる。
民主、政権時代の言い訳次々 公開大反省会
【東京新聞 2013年5月12日 朝刊】
「民主党公開大反省会」で、参加者からの質問に答える菅元首相。左端は長妻元厚労相、同2人目は枝野前経産相=11日午後、東京都中央区で
民主党は十一日、政権を担当していた三年三カ月間を若者の質問に答える形で総括する「公開大反省会」を都内で開いた。菅直人元首相らが自らの失敗を語ることで、夏の参院選に向けて若い世代の支持を掘り起こす狙いがあったが、釈明する場面が多く、参加者から不満の声も漏れた。 (安藤美由紀、関口克己)
反省会には三十歳以下の六百人の若者を募集。民主党からは菅氏のほか枝野幸男前経済産業相、長妻昭元厚生労働相が出席し、会場やインターネット中継を見ている若者からの質問に答えた。
最初のテーマとなったのは、政権を奪取した二〇〇九年衆院選のマニフェスト。「民主党は期待値を上げすぎた」との指摘に、長妻氏は「先鋭的に政府を追及し、情報を精緻に計算せずに大風呂敷を広げた」と認めた。枝野氏も「抽象的にはできると思ったが、国会を通すプロセスが検討できていなかった」と述べた。
だが、民主党政権の大きな失敗となった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の質問が出ると、枝野氏が「マニフェストには書いてなかった」と釈明。また、菅氏は自らが首相として臨んだ一〇年参院選の最中に消費税の税率引き上げを主張し、大敗したことについて「知恵を使えばうまいやり方はあったという反省はある」と振り返った。
民主党は昨年末の衆院選で大敗し、下野したが、「政策判断で間違ったものはない」(枝野氏)と言い切るなど、「反省」の言葉は少なかった。会場からも「反省というより言い訳が多く、諦めている印象だった」「自己主張ばかり」との声が聞かれた。
菅氏は記者団から「参院選に向けた反転攻勢のきっかけになるか」と問われると、「それは皆さんの評価次第だ」と口数が少なかった。