2014年04月23日
軍事か人命か・・・!?
「セウォル号事故」で韓国が日本の支援を断ったのは「反日」だからではない
Business Media 誠 4月22日(火)11時16分配信
済州島で韓国海軍が前線基地を建設するという計画がある(出典:Googleマップ)
「セウォル号」沈没事故で、韓国政府が日本からの支援を断ったことが、国内外で物議を醸している。事故直後の16日、海上保安庁が韓国の海洋警察庁に救助活動の支援を打診したところ、こんな回答があったらしい。
「申し出はありがたいが、現在、特段支援を要請する事項はない」
だが、その後の海洋警察の失態続きからはとても「間に合っています」という状況ではなかったことはご存じのとおりだ。内部に侵入した、酸素を注入した、というウソ発表を連発。行方不明者家族の怒りもピークに達し、「なぜ日本の支援を拒絶したのか」と海洋警察幹部に食ってかかる人まで現れた、と韓国のニュースでも大きく報じられた。
誰が見ても「支援を受けたほうがよかった」的な状況から、愛国心溢れる方たちの間から「国民の命より反日優先なのか」とか、「つまんねえ意地を張ってんな」なんて意見が続出したが、そんなくだらない理由で支援は断らないだろう。とはいえ、一部メディアが推測しているような、現場海域が荒れていて海外からの支援が来ても混乱するだけだとか、海保が足手まといになるからだとかいう理由はもっとピンとこない。
1996年に海洋水産部の外庁として独立した韓国の海洋警察庁は、当初は海保と比較できないほど小さな組織で、排他的経済水域の拡大にともない海保を“脅威”ととらえることで予算と設備を拡大してきたという経緯がある。そのあたりは海上保安大学校の研究報告のなかにある「韓国海洋警備を取り巻く政治力学」で詳しく触れているが、海難事故や潜水技術でも1日の長がある海保が“足手まとい”呼ばわりされるいわれはないし、そもそも海洋警察とは、こういう事態を想定して関係を築いてきたという実績もある。
実は、海保が事故直後に支援を申し出たのは、いい子ぶったからではない。韓国の海洋警察とは過去9回、海難事故の合同訓練を実施しており、2013年11月にも釜山港の近海で旅客船が火災を起こし乗客が海に転落したという想定で訓練を行っているのだ。
そこから半年も経たず想定していたような海難事故が起きた。これで支援を申し出ないほうがどうかしているし、普通は相手も受け入れる。にもかかわらず韓国は「間に合ってます」と言ったのだ。こういう状況を考えれば、韓国が日本からの支援を断った理由は1つしかない。それは、「この領海内に入ってきて欲しくない」ということだ。
●情報がバレバレになる
他国の船が海難事故の救援活動に関わるということは、現場海域へ向かうまでの航路や現場周辺の海岸線や海底の地形などさまざまな情報がバレバレになるということだ。それを嫌って、海保の支援を断ったという可能性である。
いや、旧ソ連とか中国ならいざしらず、「そんなの考え過ぎでしょ」と笑うかもしれないが、実は韓国にしてみれば、このあたりの海域を、旭日旗をなびかせた船にあまりかぎまわれたくないという思いがある。なぜかといえば、「セウォル号」の目的地でもあった済州島が近いからだ。
日本人からすれば、済州島といえば、カジノのあるリゾートアイランドなんて平和なイメージだが、実はここに韓国海軍が前線基地を建設するという計画が進められている。長崎・五島列島までわずか180キロというロケーションにイヤーな予感がしている人も多いだろうが、それだけではない。実はここに中国の空母「遼寧」が入るのではないかという仰天情報が日韓の政府関係者の間で飛び交っているのだ。
ご存じのように今、「反日」を合い言葉に韓国と中国が急接近している。両国は慰安婦問題、戦時徴用工訴訟(戦時中に強制労働させられた韓国の元徴用工が日本企業に損害賠償を求めた訴訟)で足並みをそろえ、中国・ハルビンに韓国の反日ヒーロー・安重根の記念館を建てるなんてコラボも開始している。そんな親密ぶりがゆえ、軍事的にも日米を裏切って、中国にすり寄るのではないかという心配の声があがっているのだ。
実際、韓国は中国と事実上の軍需支援協定(ACSA)を推進している、と多くの韓国メディアが報じている。その一方で日本との軍事関連協定はいずれも韓国側のドタキャンで頓挫しているのは、ご存じのとおりだ。
もちろん、韓国にも中国と手を組むなんてありえないという声も多い。尖閣同様に「済州島も我らの領土アル」と訴えているからだ。そのような不透明な状況のなか、ひとつだけハッキリと言えることは、韓国と中国のパワーバランスを考えた時、「済州島」というカードが非常に重要になってくるということだ。東シナ海の覇権を狙う中国からすれば、あのロケーションはのどから手が出るほど欲しい。実際、過去に日本に「元」が攻めてきた「元寇」でも、済州島は軍事拠点になっている。
つまり、韓国にとって中国につくにしろ、これまで通り米国につくにしろ、「済州島」というのは国家の命運を分ける軍事拠点になるということだ。常識的に考えれば、そんな大事な“切り札”の周辺に日本の巡視船をウロウロさせるわけがない。事実、黄海で作戦中の米軍艦艇から救援のためと現場海域に入ろうとしたヘリ2機も「韓国海軍の承認が得られなかった」という理由で帰還させられている。
●国際政治における「駆け引き」
小野寺防衛相はマスコミに、海上自衛隊でも支援の用意をしていると述べた。安倍首相も残念そうな顔をして、「支援を受けてくれたらいいのに」なんてこぼした。2人ともこういう韓国の思惑を分かっていながら、ああいう発言をした。批判をしているわけではない。これが国際政治における当然の「駆け引き」なのだ。
尊い人の命がかかっているってのにそんなくだらねえことで、と多くの人があきれるかもしれない。ただ、悲しいかなこれが現実でもある。
バカな船長のせいで、多くの罪のない人たちが危険にさらされたように、かじ取りをしている政治家の判断によって、国民は生死を左右されてしまう。こういう厳しい現実を前にして、我々のような無力な個人ができることは限られる。今はただ、ひとつでも多くの奇跡が起きることを祈りたい。
[窪田順生,Business Media 誠]
【配信元】YAHOO NEWS
何から何まで非、常識
アンビリバボー
じゃあな
Business Media 誠 4月22日(火)11時16分配信
済州島で韓国海軍が前線基地を建設するという計画がある(出典:Googleマップ)
「セウォル号」沈没事故で、韓国政府が日本からの支援を断ったことが、国内外で物議を醸している。事故直後の16日、海上保安庁が韓国の海洋警察庁に救助活動の支援を打診したところ、こんな回答があったらしい。
「申し出はありがたいが、現在、特段支援を要請する事項はない」
だが、その後の海洋警察の失態続きからはとても「間に合っています」という状況ではなかったことはご存じのとおりだ。内部に侵入した、酸素を注入した、というウソ発表を連発。行方不明者家族の怒りもピークに達し、「なぜ日本の支援を拒絶したのか」と海洋警察幹部に食ってかかる人まで現れた、と韓国のニュースでも大きく報じられた。
誰が見ても「支援を受けたほうがよかった」的な状況から、愛国心溢れる方たちの間から「国民の命より反日優先なのか」とか、「つまんねえ意地を張ってんな」なんて意見が続出したが、そんなくだらない理由で支援は断らないだろう。とはいえ、一部メディアが推測しているような、現場海域が荒れていて海外からの支援が来ても混乱するだけだとか、海保が足手まといになるからだとかいう理由はもっとピンとこない。
1996年に海洋水産部の外庁として独立した韓国の海洋警察庁は、当初は海保と比較できないほど小さな組織で、排他的経済水域の拡大にともない海保を“脅威”ととらえることで予算と設備を拡大してきたという経緯がある。そのあたりは海上保安大学校の研究報告のなかにある「韓国海洋警備を取り巻く政治力学」で詳しく触れているが、海難事故や潜水技術でも1日の長がある海保が“足手まとい”呼ばわりされるいわれはないし、そもそも海洋警察とは、こういう事態を想定して関係を築いてきたという実績もある。
実は、海保が事故直後に支援を申し出たのは、いい子ぶったからではない。韓国の海洋警察とは過去9回、海難事故の合同訓練を実施しており、2013年11月にも釜山港の近海で旅客船が火災を起こし乗客が海に転落したという想定で訓練を行っているのだ。
そこから半年も経たず想定していたような海難事故が起きた。これで支援を申し出ないほうがどうかしているし、普通は相手も受け入れる。にもかかわらず韓国は「間に合ってます」と言ったのだ。こういう状況を考えれば、韓国が日本からの支援を断った理由は1つしかない。それは、「この領海内に入ってきて欲しくない」ということだ。
●情報がバレバレになる
他国の船が海難事故の救援活動に関わるということは、現場海域へ向かうまでの航路や現場周辺の海岸線や海底の地形などさまざまな情報がバレバレになるということだ。それを嫌って、海保の支援を断ったという可能性である。
いや、旧ソ連とか中国ならいざしらず、「そんなの考え過ぎでしょ」と笑うかもしれないが、実は韓国にしてみれば、このあたりの海域を、旭日旗をなびかせた船にあまりかぎまわれたくないという思いがある。なぜかといえば、「セウォル号」の目的地でもあった済州島が近いからだ。
日本人からすれば、済州島といえば、カジノのあるリゾートアイランドなんて平和なイメージだが、実はここに韓国海軍が前線基地を建設するという計画が進められている。長崎・五島列島までわずか180キロというロケーションにイヤーな予感がしている人も多いだろうが、それだけではない。実はここに中国の空母「遼寧」が入るのではないかという仰天情報が日韓の政府関係者の間で飛び交っているのだ。
ご存じのように今、「反日」を合い言葉に韓国と中国が急接近している。両国は慰安婦問題、戦時徴用工訴訟(戦時中に強制労働させられた韓国の元徴用工が日本企業に損害賠償を求めた訴訟)で足並みをそろえ、中国・ハルビンに韓国の反日ヒーロー・安重根の記念館を建てるなんてコラボも開始している。そんな親密ぶりがゆえ、軍事的にも日米を裏切って、中国にすり寄るのではないかという心配の声があがっているのだ。
実際、韓国は中国と事実上の軍需支援協定(ACSA)を推進している、と多くの韓国メディアが報じている。その一方で日本との軍事関連協定はいずれも韓国側のドタキャンで頓挫しているのは、ご存じのとおりだ。
もちろん、韓国にも中国と手を組むなんてありえないという声も多い。尖閣同様に「済州島も我らの領土アル」と訴えているからだ。そのような不透明な状況のなか、ひとつだけハッキリと言えることは、韓国と中国のパワーバランスを考えた時、「済州島」というカードが非常に重要になってくるということだ。東シナ海の覇権を狙う中国からすれば、あのロケーションはのどから手が出るほど欲しい。実際、過去に日本に「元」が攻めてきた「元寇」でも、済州島は軍事拠点になっている。
つまり、韓国にとって中国につくにしろ、これまで通り米国につくにしろ、「済州島」というのは国家の命運を分ける軍事拠点になるということだ。常識的に考えれば、そんな大事な“切り札”の周辺に日本の巡視船をウロウロさせるわけがない。事実、黄海で作戦中の米軍艦艇から救援のためと現場海域に入ろうとしたヘリ2機も「韓国海軍の承認が得られなかった」という理由で帰還させられている。
●国際政治における「駆け引き」
小野寺防衛相はマスコミに、海上自衛隊でも支援の用意をしていると述べた。安倍首相も残念そうな顔をして、「支援を受けてくれたらいいのに」なんてこぼした。2人ともこういう韓国の思惑を分かっていながら、ああいう発言をした。批判をしているわけではない。これが国際政治における当然の「駆け引き」なのだ。
尊い人の命がかかっているってのにそんなくだらねえことで、と多くの人があきれるかもしれない。ただ、悲しいかなこれが現実でもある。
バカな船長のせいで、多くの罪のない人たちが危険にさらされたように、かじ取りをしている政治家の判断によって、国民は生死を左右されてしまう。こういう厳しい現実を前にして、我々のような無力な個人ができることは限られる。今はただ、ひとつでも多くの奇跡が起きることを祈りたい。
[窪田順生,Business Media 誠]
【配信元】YAHOO NEWS
何から何まで非、常識
アンビリバボー
じゃあな
2014年04月23日
「国民が未開だから国家も」
「国民が未開だから国家も」 韓国重鎮議員の次男が不明者家族を侮辱、陳謝
MSN産経ニュース 2014.4.22
6月のソウル市長選に出馬表明している韓国与党セヌリ党重鎮で国会議員の鄭夢準氏の次男(19)が、旅客船沈没事故の安否不明者の家族らを侮辱するような文章を交流サイト「フェイスブック」に書き込んで物議を醸し、鄭氏は21日、「息子の分別のない行動に父親として申し訳ない」と謝罪した。聯合ニュースが報じた。
次男は、朴槿恵大統領が17日に不明者家族らが集まる南西部、珍島の体育館を訪れた際、罵声を浴びたことに触れ「似たような事件が起きても理性的に対応する外国とは異なり、わが国の国民は大統領が最大限努力すると言うのに叫んでののしる」と主張。さらに「国民が未開だから、国家も未開なのではないか」と書き込んだ。
鄭氏はソウル市長選で与党の最有力候補と目されている。全国民が注目する事故をめぐる次男の「不始末」で、早急な火消しを迫られた。(共同)
【配信元】NPO法人 百人の会
自覚している・・・・・
教育って
怖いですね
じゃあな