2011年01月19日
中国マネーで領土買取
タジキスタンとの領土問題
金でカタをつけるらしい
対中ODAは
要らんと思う
じゃあな
中国マネーで?領土紛争ケリ
タジキスタン「領土1000平方㌔割譲」
【北京】中国の国際情報紙、環球時報などによると、タジキスタン下院はこのほど、同国東部パミール高原の一部を中国に割譲することを約束した国境協定を可決、約130年間続いた領土紛争が決着する見通しとなった。中国側は平和的解決を自賛するが、調印から10年近くたった協定可決に絡んでいるのは“中国マネー”。欧米では中国の中央アジア支配を警戒する声があがっている。
中国は同高原について、19世紀末に帝政ロシアの侵略を受け、日清戦争の敗戦によって混乱している間に分割されたと主張。沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)などと同様に「中国固有の領土」との立場をとっていた。
当初は同高原の約2万8500平方キロの“返還”を求め続け、1997年に内戦を抱えるタジキスタンとの間で国境協定を結んだ。2002年、1千平方キロの割譲で合意したが、タジキスタン国内の強い反発で可決が先延ばしされていた。
12日に突然、下院が協定を可決したことについて、同国の戦略研究専門家は「中国との領土紛争解決はタジキスタンが抱える安全に対する脅威を消し去る」と分析する。しかし、タジキスタン側を動かした本当の理由は“中国マネー”にありそうだ。
中国は06年、タジキスタンに総額6億4千万ドルを融資。翌年には2~3億ドルを追加した。タジキスタンは電力や道路、通信など内戦で荒廃したインフラの再建を中国に頼っているのが実情だ。中国は09年、さらに10億ドル以上の追加融資を決定するなど、約5年で約20億ドルをつぎ込んでタジキスタンを囲い込んだ。
中国の狙いは国土拡大ではなく実効支配。それならば、わずか1千平方キロの「乾燥して痩せた土地、人跡まれな山地」(米メディア)の割譲で中国が折れたこともうなずける。タジキスタンやカザフスタン、キルギスタンなど中央アジア諸国に流入している中国人は計65万人超ともいわれる。「いつか中国の一つの省になるのでは」という“笑い話”も、聞き流せなくなってきた。
タジキスタン議会、中国への領土割譲批准
中央アジアのタジキスタンが中国に領土の一部を割譲し、19世紀以降続いてきた中国との領土紛争が決着した。タジキスタンの通信社、アジアプラスなどによると、同国下院は12日、パミール高原の領土約1100平方キロを中国に割譲する内容の国境画定協定を批准した。
同協定は、タジキスタンのラフモン大統領が昨年4月に訪中した際に締結されたものだ。協定批准により、両国は帝政ロシア時代から130年間続いてきた領土紛争に終止符を打ち、新たに画定された国境に101基の国境碑を設置した。
中国に割譲されたパミール高原のタジキスタン領部分は、人口が少なく、住民数などは明らかにされていない。今回の協定批准に対し、野党のイスラム復興党のムヒド・カビリ党首は「国土の譲渡は違憲であり、タジキスタン外交の失敗を意味する」と非難した。また、別の野党、タジキスタン共産党のシャオディ・シャブドルロフ党首は「130年間の紛争に収支を打ったというう点は意味がある。しかし、政府が交渉を不透明に進め、国土が大幅に中国に割譲されるといううわさが飛び交い、政府が信頼を失った点が問題だ」と指摘した。
これに対し、同国のザリフィ外相は「中国の当初の要求は、タジキスタンの領土の20%に達する約2万8000平方キロだったが、交渉により1100平方キロにまで縮小できたのは、外交上の勝利だ」と反発した。同外相は「協定により両国は長年の紛争を終結させ、子孫が紛争による問題から脱することができた」と強調した。
タジキスタンと中国の領土紛争は、タジキスタンが帝政ロシアの一部だった19世紀に端を発し、今回の協定はタジキスタンが1991年に旧ソ連から独立して以降、隣国との領土紛争で初の解決例となった。タジキスタンは現在、ウズベキスタン、キルギスタンとも国境画定交渉を進めている。
Posted by 『にっしゃん』 at 07:27│Comments(0)
│國際
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。