2020年06月03日
6月定例本会議「一般質問」
6月10日(水)登壇予定です。
当日の進捗にも由りますが、午後からの登壇になりそうです。
加古川市議会での「一般質問」は、議員一人当たり年間60分の持ち時間内で、行政理事者に対して質疑を行うのですが、僕は残り7分しか残っていないので、今回は特に、的を絞る必要があります。
宜しく御願い致します
令和3年度使用 中学校教科用図書の開かれた採択について
誇りある歴史の教育は子供たちの心を育て生きる力を養い、「市民の幸福度実感」にも大きく影響するものだと思います。しかし、現状は、「近隣諸国条項」を最優先して自虐史観に染まった、しかも不当な営業活動「教科書謝礼問題」を最も多くやっていた出版社の教科書が採択され続けています。
教科書が非常に重要な教材であるということは、今更言うまでもありませんが、将来を担っていく大切な子供達にとって最適で、教育の目的が合理的に達成されるに相応しい教科書が、適正に採択されているのかどうか疑問と疑念を大いに感じています。採択に関する責任を明確にし、『開かれた採択』を更に推進するべきなのではないかと思います。
小項目(1)教科書展示会の案内・周知について
展示会の案内・周知は、来られる方の人数への影響はもちろんですが、それに伴うアンケート結果にも大きく影響する事だと思います。事実、前回採択時の議事録を見ますと、「育鵬社の中身に怖さを感じる。どんどん戦争に進んでいくのではないか」というトンチンカンなアンケートを見られた結果、教職員の委員から「東京書籍を選ぶ方が、子供たちを政争に巻き込まないと思う。東京書籍が自虐史観に立った間違った方向で書かれているとは思いません」とした、まったく的外れな意見が議事録に記載されています。小学校教科書の採択時には、「保護者への案内」をしていただいた様ですが、『開かれた採択』を更に推進する為にも、地域や企業・各種団体等への案内は有効だと考えますが、今後、改善される御考えはあるのかどうか、御伺い致します。
小項目(2)調査員の公表について
前回採択時に、保護者代表の委員から「採択協議会委員は公表されるのに調査員は公表されないのはオカシイ、どんな方が調査しているのかを知る権利がある。調査員も公表すべきではないか」という意見がありましたが、文科省での視察で、初等中等教育局 情報教育 教科書課担当者から、「努力義務ではあるが、通知に記載された『積極的な公表に取り組み、採択に関する説明責任を果たすことが求められること』の中に、『調査員の公表』も含まれると御聞きして参りました。
2011年に横浜で調査員の公表について裁判が行われ、『静謐な環境と個人情報を守る』という観点と、『市民の知る権利』が争われたのですが、横浜地裁は「教科書が公正に採択されたか事後検証するために名簿(調査員の)は必要」とし、「検証目的の働きかけは市民への説明責任を果たすために調査員が受忍すべき」と公開を命令しました。採択に関する責任を明確にする為に、調査員を公表すべきなのではないか、少なくとも公表する努力が必要なのではないかと考えますが、御見解を御伺い致します。