2014年04月01日
日本、敗訴
日本、南極海調査捕鯨、敗訴 勢いづくシー・シェパード
msn産経ニュース 2014.4.1 08:01
日本の南極海調査捕鯨をめぐっては、知名度の高い過激団体、シー・シェパード(SS)が“日本バッシング”を世界に広め、国際的な世論形成に影響を与えてきた面は否めない。日本と友好関係にあるオーストラリアがICJへの提訴に踏み切った背景には、鯨を「知的動物」と考え、食べることを認めない国民の価値観に加え、SSが火をつけた反捕鯨運動が政治問題化した経緯もあった。
2013年までの労働党政権で連立与党だった「緑の党」はSSとの連携をPRして支持を拡大。ボブ・ブラウン元党首は、国際指名手配中のSS創始者、ポール・ワトソン容疑者と親密で、同党は政権内で、豪政府にSSを国内法で立件しないよう求めてきた。
毎年、SSは派手な反捕鯨キャンペーンを展開し、豪州が提訴する10年の段階では、日本政府により強硬な態度を取るよう求める国民世論が高まっていた。
また、反捕鯨国の米国や英国はSSを特別な非営利団体(NPO)として認めて寄付金などに免税措置を取り、団体を財政面で支援。オランダはSSの抗議船の船籍を認めるなど調査捕鯨への国際的な包囲網が形成された。
判決を受け、米国に滞在しているとみられるワトソン容疑者は声明を出し、勝利宣言。「日本は海の巨獣の数千もの命を奪っている。鯨をそっとしておいてほしい」と支持者らにメッセージを送った。
SSはさらに、国際的なルールの枠外にある和歌山県のイルカ漁や各地の伝統的沿岸捕鯨、さらにはマグロ漁も標的にしている。「日本を批判すれば寄付金が増える」(日本政府関係者)からで、今回のICJ判決により勢いづき、活動を活発化させる可能性がある。(佐々木正明)
【配信元】NPO法人 百人の会
裁判に負けたというより
諜報戦に負けたというべき
じゃあな
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