2011年07月10日
どっちやねん!?
参院予算委で質問を聞く海江田経産相(奥左)と細野原発担当相(右)
こんなの
普通は
ありえねー
じゃあな
「玄海は安全」 はしご外され 海江田氏 首相ストレス
(東京新聞 2011年7月8日 朝刊)
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働問題をめぐり、海江田万里経済産業相が七日、一時とはいえ、辞任を示唆したことは政府内の調整不足と末期的な混乱ぶりをあらためて見せつけた。海江田氏の発言の背景には、再稼働にブレーキをかける菅直人首相への不満がある。菅政権にとって大きなテーマである原子力行政でも迷走が続いている。 (首相官邸取材班)
海江田氏は参院予算委員会で、再稼働をめぐる混乱に関し野党議員から辞任を迫られ、「いずれ時期が来たら、私も責任をとる」と答弁した。即時辞任は否定しているが、閣僚が辞意を口にした意味は重い。
海江田氏は最近、再稼働問題で「ストレスを感じている」と周辺に漏らした。その原因は首相の言動だ。もともと、首相との関係は良好ではない。東日本大震災の発生直後、首相が海江田氏に強い口調で指示する場面もたびたびあったという。
玄海原発の再稼働問題はそれに加えて海江田氏を悩ました。電力確保を目指す海江田氏は六月十八日の記者会見で、適切な安全対策が実施されているとして“安全宣言”を行い、原発再稼働を要請した。首相もいったん、これに同意していた。
しかし、海江田氏が六月三十日、再稼働の判断材料として首相との面会を希望した古川康・佐賀県知事の意向を伝えると、首相は急に態度を変え、「経産省原子力安全・保安院と経産相がOKすればいいというやり方では国民の理解は得られない」と言い始めた。
首相は、海江田氏による再稼働要請についても「原子力安全委員会も十分に意見表明していない」と問題視し、ストレステストなど「新たなルール」をつくると宣言。海江田氏だけでなく、原発を規制する立場の細野豪志原発事故収束担当相にも検討を指示した。
再生エネルギーの拡大を主張する首相としては、原発再稼働の引き金を自分で引きたくない思いがある。ストレステストを持ち出したのも「時間稼ぎ」(政府関係者)との見方がある。
しかし、海江田氏にすれば、首相のお墨付きを得て、佐賀県まで出向いて頭を下げたのに「はしごを外された」(民主党中堅)思いが強い。辞任発言も、これと無関係でないだろう。
政府・民主党内では、こうした混乱にあきれた空気が広がる。
岡田克也幹事長は七日の記者会見で、政府対応について「ちぐはぐと言われても仕方がない。もう少し考え方を整理して対応する必要がある」と苦言。別の中堅は「首相のひと言で方針転換ということになれば、組織として成り立たない」と述べた。
安全性を確保するためのストレステスト自体を否定する意見は少ないが、首相による出し方があまりにも唐突だったことで「海江田氏がかわいそうだ」(閣僚の一人)の声まで出ている。
こんなの
普通は
ありえねー
じゃあな
「玄海は安全」 はしご外され 海江田氏 首相ストレス
(東京新聞 2011年7月8日 朝刊)
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働問題をめぐり、海江田万里経済産業相が七日、一時とはいえ、辞任を示唆したことは政府内の調整不足と末期的な混乱ぶりをあらためて見せつけた。海江田氏の発言の背景には、再稼働にブレーキをかける菅直人首相への不満がある。菅政権にとって大きなテーマである原子力行政でも迷走が続いている。 (首相官邸取材班)
海江田氏は参院予算委員会で、再稼働をめぐる混乱に関し野党議員から辞任を迫られ、「いずれ時期が来たら、私も責任をとる」と答弁した。即時辞任は否定しているが、閣僚が辞意を口にした意味は重い。
海江田氏は最近、再稼働問題で「ストレスを感じている」と周辺に漏らした。その原因は首相の言動だ。もともと、首相との関係は良好ではない。東日本大震災の発生直後、首相が海江田氏に強い口調で指示する場面もたびたびあったという。
玄海原発の再稼働問題はそれに加えて海江田氏を悩ました。電力確保を目指す海江田氏は六月十八日の記者会見で、適切な安全対策が実施されているとして“安全宣言”を行い、原発再稼働を要請した。首相もいったん、これに同意していた。
しかし、海江田氏が六月三十日、再稼働の判断材料として首相との面会を希望した古川康・佐賀県知事の意向を伝えると、首相は急に態度を変え、「経産省原子力安全・保安院と経産相がOKすればいいというやり方では国民の理解は得られない」と言い始めた。
首相は、海江田氏による再稼働要請についても「原子力安全委員会も十分に意見表明していない」と問題視し、ストレステストなど「新たなルール」をつくると宣言。海江田氏だけでなく、原発を規制する立場の細野豪志原発事故収束担当相にも検討を指示した。
再生エネルギーの拡大を主張する首相としては、原発再稼働の引き金を自分で引きたくない思いがある。ストレステストを持ち出したのも「時間稼ぎ」(政府関係者)との見方がある。
しかし、海江田氏にすれば、首相のお墨付きを得て、佐賀県まで出向いて頭を下げたのに「はしごを外された」(民主党中堅)思いが強い。辞任発言も、これと無関係でないだろう。
政府・民主党内では、こうした混乱にあきれた空気が広がる。
岡田克也幹事長は七日の記者会見で、政府対応について「ちぐはぐと言われても仕方がない。もう少し考え方を整理して対応する必要がある」と苦言。別の中堅は「首相のひと言で方針転換ということになれば、組織として成り立たない」と述べた。
安全性を確保するためのストレステスト自体を否定する意見は少ないが、首相による出し方があまりにも唐突だったことで「海江田氏がかわいそうだ」(閣僚の一人)の声まで出ている。
Posted by 『にっしゃん』 at 13:15│Comments(0)
│政治
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