2011年12月23日
祝 天長節
おめでとうございます
祝 天長節
【産経抄 12.23】
天皇陛下がきょう、78歳の誕生日を迎えられた。〈かしこくも皇子(みこ)生(あ)れませり九重(ここのえ)の御苑(みその)の松に日の上(のぼ)るころ〉。昭和8(1933)年のきょう、喜びにわく早朝の宮中の様子を、御歌所所長の入江為守が詠んでいる。
▼この歌を含め、昭和元年から50年までにつくられた短歌4万5千首を集め、昭和史をつづった全21巻の『昭和萬葉集』(講談社)は、刊行当時大きな話題となった。その編纂(へんさん)に当たった菅野匡夫(すがの・まさお)さんが、今月『短歌で読む昭和感情史』(平凡社新書)を上梓(じょうし)した。
▼激動の昭和を日本人がどう生きたのか、短歌を通して明らかにする試みだ。日本最古の歌集『萬葉集』は、作者があらゆる階層にまたがっていた。しかし、その後の和歌の歴史に、庶民はほとんど登場しない。
▼1200年後に出た『昭和萬葉集』は、再び有名無名の作者が1万5千人を超えた。なぜ編纂が可能だったのか。菅野さんは、昭和10年代小学校の国語の教科書に短歌が採用された影響が大きいとみる。戦場で多くの名歌が生まれたのも、若者が子供時代に短歌に触れていたからだ。
▼もちろん、生涯に9万3千首もの歌を遺(のこ)された明治天皇はじめ、歴代天皇が折に触れ歌を詠まれる、皇室の伝統があってこそでもある。〈戦(いくさ)なき世を歩みきて思ひ出づかの難(かた)き日を生きし人々〉。天皇陛下は平成17年の歌会始で、昭和の日本人の苦難を忘れまい、との決意を歌に託された。
▼今年3月11日以来、歌を詠まずにはいられない気持ちで過ごしてきた人が、少なくない。肉親を失った悲しみ、荒廃した故郷への絶望、そこからわき起こる復興への渇望…。それらを含めた新たな『平成萬葉集』が、いつか編纂されることだろう。
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『皇太子さまお生れなつた』
明仁親王殿下(今上天皇陛下)のご誕生を祝して昭和9年(1934年)に作られた作品。
謹作:北原白秋、謹曲:中山晋平、謹唱:平山美代子・高山得子・松本俊枝
ビクター
皇女様しかお生まれになっておられなかったので,日本国中がわいた.
http://kouzuke.s11.xrea.com/nippon/kashi/koutaisisama-oumarenatta.html
『皇太子さまお生れなつた』
北原白秋 作詞 中山晉平 作曲
日の出だ日の出に 鳴つた鳴つた ポーオポー
サイレンサイレン ランランチンゴン
夜明けの鐘まで
天皇陛下お喜び みんなみんなかしは手
うれしいな母さん 皇太子さまお生れなつた
日の出だ日の出に 鳴つた鳴つた ポーオポー
サイレンサイレン ランランチンゴン
夜明けの鐘まで
皇后陛下お大事に みんなみんな涙で
ありがとお日さま 皇太子さまお生れなつた
日の出だ日の出に 鳴つた鳴つた ポーオポー
サイレンサイレン ランランチンゴン
夜明けの鐘まで
日本中が大喜び みんなみんな子供が
うれしいなありがと 皇太子さまお生れなつた
http://cm-song-movie.blogspot.com/2010/12/blog-post_24.html
Posted by 『にっしゃん』 at 22:58│Comments(0)
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