2014年03月09日
アンネ事件と「安倍政権潰し」
アンネ事件と「安倍政権潰し」 近隣諸国の動きと連動
夕刊フジ 2014.03.04
都内の公立図書館で破られた「アンネの日記」
★(1)
昨年11月の特定秘密保護法案の審議と、12月末の安倍晋三首相の靖国神社参拝あたりから、一部のメディアと勢力による露骨な「安倍政権潰し」の動きが始まっている。それは明らかに近隣諸国の動きとも連動している。
ロイター通信は2月24日、中国の習近平国家主席が3月下旬から、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギーを歴訪する際、ドイツで第2次世界大戦を主な議題として取り上げたい意向であると伝えている。これにドイツ側は難色を示している。習氏はホロコースト記念館訪問を打診したが、ドイツが拒否したため、代わりに戦犯を追悼の対象から除外している戦争犠牲者追悼施設ノイエ・ヴァッヘの訪問を提案しているという。
いずれも日本に対しての当てこすりの意図を持つもので、戦時中の日本の行為をナチスの蛮行と同一視し、それを国際社会に喧伝するためのものだ。ホロコースト記念館訪問はその象徴だが、代案のノイエ・ヴァッハ訪問も、戦犯をも祀る靖国神社との対比を際立たせるつもりだろう。
そんな中、不可解な事件が国内で起きている。
東京や横浜の図書館や書店で、ナチスによるホロコースト(大量虐殺)の犠牲になったユダヤ人少女アンネ・フランクの著書や関連図書が相次いで破られている。
日本人は歴史的にユダヤ人に対する嫌悪の感情は持っていない。杉原千畝(ちうね)や樋口季一郎など戦時中もユダヤ人に救いの手を差し伸べた人もいる。イスラエルとも友好関係にある。
犯人が特定されていない現段階では断定を慎むべきだが、このような行為は普通の日本人のセンスによるものではない。仮に、日本人の行為であるにしても背景のある動きであろう。
現在の日本人が嫌悪の感情を持っているのは、露骨な「反日」「侮日」を繰り返し、国際社会に虚偽の悪宣伝をする中国や韓国に対してだ。ユダヤ人には何の悪感情も持っておらず、まして『アンネの日記』は政治的立場に関わらず、共感をもって読んできたものだ。そのような書物を大量に破るような所業に普通の日本人が及ぶはずがない。
しかし、この事件は安倍政権潰しを画策しているメディアや勢力には都合がよい。
早速、朝日新聞は2月28日付社会面に「排外主義的な動きに詳しい高千穂大の五野井郁夫准教授の話」として「日本社会が右傾化」との見出しを付けたコメントを掲載している。中国と同様、安倍政権とナチスを重ね合わせたいのか。
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早大法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。国家、教育、歴史などについて保守主義の立場から幅広い言論活動を展開。第2回正論新風賞受賞。現在、高崎経済大学教授、安倍内閣が設置した教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。著書に「国民の思想」(産経新聞社)、「日本を愛する者が自覚すべきこと」(PHP研究所)など多数。
【配信元】NPO法人 百人の会
国会で
反日国の手先のような質問をする議員などは
『日本人』にとっての百害
自覚のあるなしにかかわらず
「工作員」であると思う
じゃあな
夕刊フジ 2014.03.04
都内の公立図書館で破られた「アンネの日記」
★(1)
昨年11月の特定秘密保護法案の審議と、12月末の安倍晋三首相の靖国神社参拝あたりから、一部のメディアと勢力による露骨な「安倍政権潰し」の動きが始まっている。それは明らかに近隣諸国の動きとも連動している。
ロイター通信は2月24日、中国の習近平国家主席が3月下旬から、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギーを歴訪する際、ドイツで第2次世界大戦を主な議題として取り上げたい意向であると伝えている。これにドイツ側は難色を示している。習氏はホロコースト記念館訪問を打診したが、ドイツが拒否したため、代わりに戦犯を追悼の対象から除外している戦争犠牲者追悼施設ノイエ・ヴァッヘの訪問を提案しているという。
いずれも日本に対しての当てこすりの意図を持つもので、戦時中の日本の行為をナチスの蛮行と同一視し、それを国際社会に喧伝するためのものだ。ホロコースト記念館訪問はその象徴だが、代案のノイエ・ヴァッハ訪問も、戦犯をも祀る靖国神社との対比を際立たせるつもりだろう。
そんな中、不可解な事件が国内で起きている。
東京や横浜の図書館や書店で、ナチスによるホロコースト(大量虐殺)の犠牲になったユダヤ人少女アンネ・フランクの著書や関連図書が相次いで破られている。
日本人は歴史的にユダヤ人に対する嫌悪の感情は持っていない。杉原千畝(ちうね)や樋口季一郎など戦時中もユダヤ人に救いの手を差し伸べた人もいる。イスラエルとも友好関係にある。
犯人が特定されていない現段階では断定を慎むべきだが、このような行為は普通の日本人のセンスによるものではない。仮に、日本人の行為であるにしても背景のある動きであろう。
現在の日本人が嫌悪の感情を持っているのは、露骨な「反日」「侮日」を繰り返し、国際社会に虚偽の悪宣伝をする中国や韓国に対してだ。ユダヤ人には何の悪感情も持っておらず、まして『アンネの日記』は政治的立場に関わらず、共感をもって読んできたものだ。そのような書物を大量に破るような所業に普通の日本人が及ぶはずがない。
しかし、この事件は安倍政権潰しを画策しているメディアや勢力には都合がよい。
早速、朝日新聞は2月28日付社会面に「排外主義的な動きに詳しい高千穂大の五野井郁夫准教授の話」として「日本社会が右傾化」との見出しを付けたコメントを掲載している。中国と同様、安倍政権とナチスを重ね合わせたいのか。
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早大法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。国家、教育、歴史などについて保守主義の立場から幅広い言論活動を展開。第2回正論新風賞受賞。現在、高崎経済大学教授、安倍内閣が設置した教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。著書に「国民の思想」(産経新聞社)、「日本を愛する者が自覚すべきこと」(PHP研究所)など多数。
【配信元】NPO法人 百人の会
国会で
反日国の手先のような質問をする議員などは
『日本人』にとっての百害
自覚のあるなしにかかわらず
「工作員」であると思う
じゃあな