2012年06月06日
橋下市長「全く了承じゃない」
賛否は
両論が常
反対意見にびびっとったら
改革なんか出来るわけない
「民主主義」を高らかに謳う方々は
現状維持主義者やと思う
じゃあな
橋下市長「全く了承じゃない」大フィル、文楽の補助金の復活
【産経新聞 6月1日】
7月に予定される大阪市の平成24年度本格予算編成を前に31日、担当部局が予算要求の説明を行う市長ヒアリングが行われた。橋下徹市長が来年度以降、打ち切りの方針を示している大阪フィルハーモニー交響楽団と文楽協会への補助金について説明されたが、担当部局は財政再建策の骨格「市政改革プラン」素案で減額された補助金を増額させる形で強気の予算要求。しかし、橋下市長は取り合わず「全く了承じゃない」と一蹴。見直しを求める方針を明らかにした。
市によると、大フィルと文楽協会には従来、それぞれ年1億1000万円、5200万円の補助金を支給。改革プラン素案ではともに25%の補助金カットが提示されていた。
しかし、府市統合本部の都市魅力戦略会議(部会長、橋爪紳也大阪府立大教授)で、両団体に前年同額の補助金を認める意見がまとまったため、担当部局は素案を超える予算確保が期待できると判断。大フィルに9900万円、文楽協会に4700万円の支給を求めたという。
さらに、大フィルについては、公演収入の多寡に応じて助成する形で25、26年度の補助金支給することも提案したが、橋下市長には受け入れられず「他の団体は今年度で打ち切るのに説明ができない」と一蹴。
また、文楽協会の補助金のうち2千万円を若手技芸員の育成に割り当てることに批判の矛先を向け「師匠が弟子を育てるのに公金をつぎ込むのはおかしい。伝統芸能への補助金支給は生活保障のため。その枠の中でやりくりすべきだ」と持論を展開した。
一方、橋下市長が提唱する西成特区構想をめぐり、結核対策に1億778万円(前年度1656万円)を計上する提案はすんなりと承認した。
健康局によると、西成区役所で月1回行っている区民向けの無料健康診断を、10月以降は毎日(平日)実施に拡充。西成区民(人口約12万千人)の受診者を23年度の7240人から約5倍に増やしたい考えだ。
特に、結核の罹患(りかん)率が全国の28倍と深刻なあいりん地区では、病院や診療所で毎日無料健診が受けられるよう各医療機関に協力を要請し、年間で居住人口の8割程度が受診することを目指す。
また、結核対策の強化で入院患者の増加が見込まれることから、市立十三市民病院(淀川区)の結核病床を22床増やし39床とする病棟改修費(8300万円)も認められた。