2011年06月20日
南シナ海の緊張
ホンマに
戦争になったら・・・
どっちが悪いと思いますか
じゃあな
南シナ海緊張:中国とベトナム、対立がエスカレート
(朝鮮日報 2011.6.16)
南シナ海の領有権をめぐる中国とベトナムの対立が軍事行動の準備へとエスカレートしている。ベトナムは大規模な海上実弾射撃演習を実施したのに続き、1979年の中越戦争以来32年ぶりに戦時の兵役免除者に関する法令を発表した。中国は今月初めに南シナ海で空輸部隊を動員した島への上陸作戦演習を行ったことを公表し、対抗姿勢をあらわにした。
米国も西太平洋を管轄する空母ジョージ・ワシントンが12日に横須賀港を出港し、南シナ海方面に移動するなど、万一の事態に備える動きを見せている。中国の専門家は、両国が軍事衝突を起こす可能性は当面低いとみているが、両国の対立はしばらく続くと予測した。
■ベトナムの強硬姿勢
ベトナムは13日、中部の都市ダナンの東40キロの海上で9時間にわたる大規模な実弾射撃演習を実施した。また、同日にはグエン・タン・ズン首相が戦時の徴兵免除対象者に関する規定を盛り込んだ法令に署名した。15日付中国紙・東方早報は「1979年の中越戦争以来、32年ぶりの徴兵関連の法令だ」と報じた。中国側は同法令について、ベトナム政府が内部で軍強硬派を抑え、対外的には中国に警告を発する狙いがあると分析している。
ベトナムでは、中国が先月末、南シナ海で2回にわたり、国営石油会社ペトロ・ベトナムに所属する石油探査船の探査用ケーブルを切断したことで、反中ムードが高まっている。今月初めにはハノイの中国大使館前で相次いで反中デモが行われ、ベトナムのハッカーは中国の地方政府のウェブサイトを攻撃した。
中国メディアは、ベトナム軍幹部が「中国が西沙(パラセル)諸島を武力で占領すれば、陸路で北京を攻撃する」と語ったと報じた。
ベトナムは来月初め、南シナ海で米国との合同軍事演習を行うなど、武力の誇示を続けるとみられる。15日付香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、米第7艦隊所属の駆逐艦が来月ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシアと行う合同軍事演習に参加するため、ダナンに移動すると報じた。
■中国、南シナ海での上陸演習公開
中国は当初、平和攻勢をかけた。中国外務省の洪磊・副報道局長は14日の定例会見で「南シナ海の紛争は関連国による2国間交渉によって、平和的に解決されるべきだ。中国はこの問題の解決に当たり、武力で相手を脅すことはない」と述べた。また「当事国以外の国は当事国の直接交渉努力を尊重してほしい」と述べ、米国の南シナ海問題への介入を牽制した。
しかし、中国軍部はそれに激怒した。中国のメディア華媒網は、中国の空輸部隊が今月2日、南シナ海で島への上陸演習を実施した模様を詳細に報じた。報道は「中国軍が今回の演習で2000キロ以上を移動し、南シナ海上の島の周辺に到達後、敵の激しい抵抗を突破し、島を占領する演習を行った」という内容だった。
中国海軍幹部はベトナムの実弾射撃演習について「大半は砲弾射撃であり、ミサイルも1970-80年代にロシアで生産された旧式のもので、脅威にはならない」と切り捨てた。
中国の中央人民ラジオは15日、中国海事局所属でヘリコプター搭載可能の巡視船「海巡31」(3000トン級)が南シナ海方面に出発したと報じた。同船は南シナ海の西沙諸島、南沙(スプラトリー)諸島など紛争地域を経由し、シンガポールに向かう予定で、ベトナムに対する武力誇示が目的との見方が出ている。
専門家は、両国の対立が武力衝突に至る可能性は低いとみている。シンガポール国立大学東アジア研究所の陳剛研究員は「ベトナムは米国を引き込み、多国間交渉で南シナ海問題を解決しようとしている。内部では強硬姿勢を取るが、対外的には中国を意識し、調整を図っている」と述べた。
また、北京大の朱峰教授は「ベトナムは軍事的には中国の相手ではないが、米国を信じ、冒険的な行動を取るならば、南シナ海で軍事衝突が起きる可能性も排除できない」と指摘した。
Posted by 『にっしゃん』 at 11:57│Comments(0)
│國際
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