2011年07月12日
中国の油田事故隠し、過去3年で4回
領土・領海を
拡げたい
気持ちはわかるけど・・・
あかんやろ
それにしても
日本の
環境や反戦平和の皆さんは
なぜ、中国には抗議しないのか
じゃあな
中国の油田事故隠し、過去3年で4回
(朝鮮日報 2011.7.7)
台風9号が日本、韓国を経て中国へと進んだ昨年9月7日午後7時ごろ、中国国営の中国石油化工(シノペック)が運営する海上油田、渤海勝利油田の3号プラットホームが45度傾いた。作業員2人が海に転落して死亡した。シノペックはこの事故について「石油の流出はなかった」と言及しただけで、原因や被害状況については一切公表しなかった。後日、事故の調査報告書がまとめられたが、中国の専門家ですら閲覧できないほど極秘扱いされた。
■事故隠しが大事故生む
中国が経済発展に必要とするエネルギー資源を確保するため、海上油田の開発に力を入れる過程で、さまざまな事故が頻発している。
今月5日に中国政府が公式発表した海上油田「蓬莱19-3」での原油流出事故を含め、2009年以降、渤海湾で起きた油田事故は4件に上る。しかし、中国政府と国営石油会社は、徹底した秘密主義を貫いており、中国の内外で懸念が高まっている。
中国国内では「相次ぐ事故隠しが安全意識をまひさせ、さらに大きな事故を呼ぶことになる」との声が出ている。隣国の韓国にとってもよそ事ではない。
中国の海上油田地帯4カ所のうち、渤海湾と黄海は近い位置にある。北京駐在の外交関係者は「昨年メキシコ湾で起きた原油流出事故で分かるように、海上油田の事故は大災害につながる可能性が高い。隣国に被害を与えないよう、事故を迅速かつ透明な形で公表すべきだ」と指摘した。
中国が油田事故を隠そうとするのは、中国国内の資源第一主義が主な原因とみられる。
渤海湾、黄海、東シナ海、南シナ海に至る中国の近海には、246億トンの原油と16兆立方メートルの天然ガスが眠っていると推定されている。
中国の年間石油消費量は3億トン前後なので、約80年分に当たる。既に陸上油田はほぼ枯渇しているため、海上油田に中国経済の命運が懸かっているといえる。
■中国、経済発展を優先
中国は1982年から海上油田の開発を本格化させ、2000年代に入り、そのペースが速まっている。海上油田での産油量は、1999年に1616万トンだったが、11年後の昨年には3倍の5000万トンを超えた。中国の石油生産量の27%に相当する。
中国海洋石油は今年初め、今後5年で2500億-3000億元(約3兆1300億-3兆7500億円)を投資し、2015年時点の海上油田での石油生産量を1億トンに引き上げるとする計画を明らかにした。
海上油田がこれほど重視される中で、小さな事故は隠蔽(いんぺい)されるのが慣例となった。事故が頻繁に公表されることで、海上油田の開発に対する反対世論が高まることを防ぐ意図もある。
中国のあるエネルギー専門家は、インターネット上で「国営石油会社は今回も情報を遮断し、事態の拡大を防げば、海上油田開発に対するマイナスイメージを抑えられると考えたようだ」と指摘した。
一方、今回の事故の被害規模や情報公開をめぐり、中国政府は開発業者の米コノコフィリップスとの間で攻防を繰り広げている。
Posted by 『にっしゃん』 at 07:11│Comments(0)
│國際
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