2012年05月05日
加古川東高…狙われる名門高
きっと
犯人達の知能は高いと思うけど
使い方を
間違うとる
長引く不況
モラルハザード
『勧善懲悪』を否定する司法・・・・・
犯罪を助長していることに
間違いないと思う
じゃあな
【衝撃事件の核心】
「他人の嫁さん 妊娠させてもた」 奈良高、加古川東高…名門OB襲う振り込め詐欺
【MSN サンケイニュース 2012.5.3】

卒業生の実家を狙った振り込め詐欺や不審電話が相次いだ兵庫県立加古川東高校=兵庫県加古川市
「旦那のいる女性を妊娠させた」「示談金が必要」-。こんな文言で息子を装い、電話で実家の父母に現金を要求する「振り込め詐欺」が続発している。ターゲットにされているのは、奈良県立奈良高(奈良市)や兵庫県立加古川東高(加古川市)など、公立の名門進学校やいわゆる学区の一番校OBの実家だ。奈良県ではこうした「オレオレ詐欺」の被害総額が4月だけで3千万円を突破し、同県の振り込め詐欺全体の昨年1年間の被害総額を超えた。「不倫」と「妊娠」。この2つのキーワードが親の判断を狂わせている。
■4日で1千万円
奈良高OBの実家を狙った詐欺被害が最初に出たのは4月10日だった。
奈良県の川西町と斑鳩町の60~70代の男女2人が、同校を卒業した40歳前後の息子を装う男性から「金銭に困っている」と電話を受けた。言われるがまま、それぞれ397万円と197万円を振り込んだ。
同12日には、奈良市内で197万円、翌13日にも同県桜井市内で195万円をだまし取られ、わずか4日間で被害総額は約1千万円に達した。
兵庫県警によると、加古川東高OBの実家を狙った詐欺としては、4月1~5日に実際に現金をだまし取られた被害4件を確認。不審な電話に関する警察への相談も約20件寄せられた。
一方、振り込まされた金額が197万円などと中途半端だったことは、犯人グループの巧みな筋書きによる。「息子さんからは手付金として3万円を頂いている」と告げ、要求金額をあえて刻むことで真実味を持たせているのだ。
■巧妙なシナリオ
手口はどれも用意された筋書きのようで共通しているが、犯人グループの「トーク」は巧妙だ。
夜、卒業名簿などで知った卒業生の実家に、くぐもった声で電話をかける。
「母さん。俺や◯◯(本名)や。風邪引いて声の調子おかしいねん」「あと、携帯電話なくしてしもて、番号が変わった。いまから言う番号控えてな」
ここまでが導入部分。翌朝、犯人グループは再び電話をかける。
「母さん、実は旦那のいる女性を妊娠させてしまった。話し合いで示談してもらえることになった」「ただ、いま金がなくて…。向こうの旦那に電話かけてくれへんか」
電話の声は涙声で、切羽詰まった雰囲気が伝わる。息子思いの父母は言われた通り、女性の夫という男性に電話をかける。相手はこう告げる。
「私は□□銀行で支店長をしている。私にも立場があるので、△△万円で示談にしたい。振り込みの際に銀行員に何か尋ねられたら、『祝い金』と言ってくれ」
以上が犯人グループの基本的な手口だ。なかには弁護士を名乗る別の男も登場し、「(夫側の要求額は)適正です」と、より信憑(しんぴょう)性を持たせるケースもある。親は息子を助けたい一心で、こうしたやり取りの末、指示された口座に振り込んでしまうという。
■「弱み」につけこむ
被害者はなぜ、やすやすと口車に乗せられるのか。両県警の捜査関係者は、不信感は持ちながらも息子の立場を心配し、言われるがまま振り込む親がいてもおかしくはないと口をそろえる。「人妻を妊娠させたという『弱み』につけ込んだシナリオに、すっかり絡め取られてしまっている」からだ。
加古川東高などによると、平成2~3年の卒業アルバムには住所や電話番号が掲載され、同窓会名簿にも連絡先が載っているという。この時期の卒業生ならば現在は30代後半。ここに被害が集中している。奈良高の調査では、昭和62~平成元年の卒業生の実家が狙われていることが判明しているといい、いずれも家庭を持ち、それなりの社会的地位もある卒業生が少なくない年代でもある。
そんな自慢の息子が「不倫で人様の嫁を妊娠させた」となれば、たちまち社会的な信用も家庭も失うことになりかねず、ここに父母が冷静な判断力を失う落とし穴がある。
さらに、不倫の末の妊娠という他人には相談しにくい筋書きも、被害判明を遅らせている要因という。
■学校側も警戒
被害には至らなかったものの、奈良高の卒業生の実家への不審電話は、確認されているだけでも数十件に上る。
奈良県警の要請を受け、県教委も各学校長に警戒するよう通達し、学校側も対策に乗り出した。奈良高は4月15日、同窓会の会合で犯行の手口などを報告。同窓生同士で連絡を取り、家族にも伝えて被害を未然に防ぐよう依頼した。
また、加古川東高OBの実家には、出版社を名乗って同窓会名簿を作成中と案内し、購入と現在の連絡先など最新の個人情報の提供を働きかけるダイレクトメールが届いているといい、同校は「学校や同窓会とは無関係」と注意喚起しているという。
両校以外にも、卒業名簿を悪用したとみられる詐欺被害は相次いでいる。
奈良県警によると、旧県立北大和高校(現県立奈良北高校)の卒業生宅でも、5件の被害が発生。大阪府の大阪教育大付属高校を卒業し、県内に実家がある卒業生宅でも、2件の被害が確認されている。
金銭的な被害だけでなく、高齢の父母に「むごい」仕打ちを仕掛ける犯人もいる。複数回にわたり振り込みを迫った上、「明日の飛行機で実家に帰る」と伝え、空港に出迎えにきた父母を待ちぼうけさせたケースもあったという。
ある捜査関係者はこうつぶやく。
「息子が他人の妻を妊娠させたのであれば、現金を振り込むより、まず直接会って話を聴いてやるのが、本来の親心だ」
犯人達の知能は高いと思うけど
使い方を
間違うとる
長引く不況
モラルハザード
『勧善懲悪』を否定する司法・・・・・
犯罪を助長していることに
間違いないと思う
じゃあな

【衝撃事件の核心】
「他人の嫁さん 妊娠させてもた」 奈良高、加古川東高…名門OB襲う振り込め詐欺
【MSN サンケイニュース 2012.5.3】

卒業生の実家を狙った振り込め詐欺や不審電話が相次いだ兵庫県立加古川東高校=兵庫県加古川市
「旦那のいる女性を妊娠させた」「示談金が必要」-。こんな文言で息子を装い、電話で実家の父母に現金を要求する「振り込め詐欺」が続発している。ターゲットにされているのは、奈良県立奈良高(奈良市)や兵庫県立加古川東高(加古川市)など、公立の名門進学校やいわゆる学区の一番校OBの実家だ。奈良県ではこうした「オレオレ詐欺」の被害総額が4月だけで3千万円を突破し、同県の振り込め詐欺全体の昨年1年間の被害総額を超えた。「不倫」と「妊娠」。この2つのキーワードが親の判断を狂わせている。
■4日で1千万円
奈良高OBの実家を狙った詐欺被害が最初に出たのは4月10日だった。
奈良県の川西町と斑鳩町の60~70代の男女2人が、同校を卒業した40歳前後の息子を装う男性から「金銭に困っている」と電話を受けた。言われるがまま、それぞれ397万円と197万円を振り込んだ。
同12日には、奈良市内で197万円、翌13日にも同県桜井市内で195万円をだまし取られ、わずか4日間で被害総額は約1千万円に達した。
兵庫県警によると、加古川東高OBの実家を狙った詐欺としては、4月1~5日に実際に現金をだまし取られた被害4件を確認。不審な電話に関する警察への相談も約20件寄せられた。
一方、振り込まされた金額が197万円などと中途半端だったことは、犯人グループの巧みな筋書きによる。「息子さんからは手付金として3万円を頂いている」と告げ、要求金額をあえて刻むことで真実味を持たせているのだ。
■巧妙なシナリオ
手口はどれも用意された筋書きのようで共通しているが、犯人グループの「トーク」は巧妙だ。
夜、卒業名簿などで知った卒業生の実家に、くぐもった声で電話をかける。
「母さん。俺や◯◯(本名)や。風邪引いて声の調子おかしいねん」「あと、携帯電話なくしてしもて、番号が変わった。いまから言う番号控えてな」
ここまでが導入部分。翌朝、犯人グループは再び電話をかける。
「母さん、実は旦那のいる女性を妊娠させてしまった。話し合いで示談してもらえることになった」「ただ、いま金がなくて…。向こうの旦那に電話かけてくれへんか」
電話の声は涙声で、切羽詰まった雰囲気が伝わる。息子思いの父母は言われた通り、女性の夫という男性に電話をかける。相手はこう告げる。
「私は□□銀行で支店長をしている。私にも立場があるので、△△万円で示談にしたい。振り込みの際に銀行員に何か尋ねられたら、『祝い金』と言ってくれ」
以上が犯人グループの基本的な手口だ。なかには弁護士を名乗る別の男も登場し、「(夫側の要求額は)適正です」と、より信憑(しんぴょう)性を持たせるケースもある。親は息子を助けたい一心で、こうしたやり取りの末、指示された口座に振り込んでしまうという。
■「弱み」につけこむ
被害者はなぜ、やすやすと口車に乗せられるのか。両県警の捜査関係者は、不信感は持ちながらも息子の立場を心配し、言われるがまま振り込む親がいてもおかしくはないと口をそろえる。「人妻を妊娠させたという『弱み』につけ込んだシナリオに、すっかり絡め取られてしまっている」からだ。
加古川東高などによると、平成2~3年の卒業アルバムには住所や電話番号が掲載され、同窓会名簿にも連絡先が載っているという。この時期の卒業生ならば現在は30代後半。ここに被害が集中している。奈良高の調査では、昭和62~平成元年の卒業生の実家が狙われていることが判明しているといい、いずれも家庭を持ち、それなりの社会的地位もある卒業生が少なくない年代でもある。
そんな自慢の息子が「不倫で人様の嫁を妊娠させた」となれば、たちまち社会的な信用も家庭も失うことになりかねず、ここに父母が冷静な判断力を失う落とし穴がある。
さらに、不倫の末の妊娠という他人には相談しにくい筋書きも、被害判明を遅らせている要因という。
■学校側も警戒
被害には至らなかったものの、奈良高の卒業生の実家への不審電話は、確認されているだけでも数十件に上る。
奈良県警の要請を受け、県教委も各学校長に警戒するよう通達し、学校側も対策に乗り出した。奈良高は4月15日、同窓会の会合で犯行の手口などを報告。同窓生同士で連絡を取り、家族にも伝えて被害を未然に防ぐよう依頼した。
また、加古川東高OBの実家には、出版社を名乗って同窓会名簿を作成中と案内し、購入と現在の連絡先など最新の個人情報の提供を働きかけるダイレクトメールが届いているといい、同校は「学校や同窓会とは無関係」と注意喚起しているという。
両校以外にも、卒業名簿を悪用したとみられる詐欺被害は相次いでいる。
奈良県警によると、旧県立北大和高校(現県立奈良北高校)の卒業生宅でも、5件の被害が発生。大阪府の大阪教育大付属高校を卒業し、県内に実家がある卒業生宅でも、2件の被害が確認されている。
金銭的な被害だけでなく、高齢の父母に「むごい」仕打ちを仕掛ける犯人もいる。複数回にわたり振り込みを迫った上、「明日の飛行機で実家に帰る」と伝え、空港に出迎えにきた父母を待ちぼうけさせたケースもあったという。
ある捜査関係者はこうつぶやく。
「息子が他人の妻を妊娠させたのであれば、現金を振り込むより、まず直接会って話を聴いてやるのが、本来の親心だ」
Posted by 『にっしゃん』 at 07:17│Comments(0)
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