2013年08月05日
中国で異変が起きている
【スクープ最前線】中国軍、習近平政権に造反か 尖閣強奪に決起の危険性も
【夕刊フジ 2013.07.31】

中国の習近平国家主席の統治力が落ちて、一部軍部が暴走を始めているのか(AP)

安倍晋三首相
中国で異変が起きている。数万人規模とされるインターネット監視部隊が自国民らの電子メールや掲示板での発言をチェックしてきたはずだが、最近、習近平国家主席を事実上批判したり、安倍晋三首相を評価する記述が見られるというのだ。経済失速や腐敗追及に人民解放軍幹部が反発し、一部で暴走を始めている-という情報まである。ジャーナリストの加賀孝英氏が各国当局者らを直撃した。
安倍首相は27日夜、東南アジア3カ国訪問(マレーシア、シンガポール、フィリピン)を終えて無事帰国した。今回の外遊目的は明確だ。海洋権益拡大のため、南シナ海や東シナ海で、他国の領土・領海を侵害している中国をけん制する「対中国包囲網」の連携強化だ。
3カ国で安倍首相がどう受け止められたか。以下、随行記者の話だ。
「シンガポールで26日に行った演説が圧巻だった。会場には約2000人の政財界関係者らが押し掛け、立ち見まで出るすごい人気。安倍首相は中国を意識して『アジアを導くものは昔も今も、これからも力による威圧ではない』と語ったうえで、中国を『重要な隣国』と呼び、日中首脳会談の実現を堂々と呼びかけた。これで聴衆は一気に盛り上がった」
さらに、安倍首相は27日、フィリピン沿岸警備隊の能力向上を支援するため、ODA(政府開発援助)を活用して巡視船10隻を供与すると発表した。
「スカボロー礁の領有権問題をめぐって中国と対立するアキノ大統領への支援を、安倍首相は堂々と表明した格好だ。フィリピン側は大喜びだった」(同)
アベノミクスと参院選圧勝で勢いに乗る安倍首相の果敢な姿だ。だが、その裏で、実は中国で思いもよらない事態が起きている。習主席の政権基盤が弱体化し、軍部が暴走状態に入ったというのだ。防衛省幹部がこういう。
「24日に中国軍のY8早期警戒機1機が、沖縄本島と宮古島の間にある公海上空を東シナ海から太平洋まで抜けて初めて往復飛行し日本を挑発した。翌25日夜には、中国海軍のミサイル駆逐艦など5隻が同じ海域を通過して中国艦として初めて日本列島を1周した。全て軍部の暴走だとみられる。習主席が軍部を抑えきれていない。軍部が決起に走る危険性がある」
中国で一体何が起きているのか。以下、旧知の人民解放軍関係者、米国防総省関係者から得た情報だ。面白い。とくとお読みいただきたい。
「軍幹部らが習主席を公然と批判し始めた。最大の理由はカネだ。経済が『影の銀行(シャドーバンキング)』問題などで破綻したら軍幹部らの利権は吹っ飛ぶ。ところが習主席は有効な経済対策を全く打てていない。やっているのは腐敗追及だけ。不満が爆発寸前だ」
「習主席の外交手腕にも批判が高まった。6月の米中首脳会談を、共産党政権は『大成功だった』と主張した。だが米国側のリークで、習主席が日本批判を始めるや、オバマ大統領に『日本は大事な同盟国だ』とピシャリとやられ、黙ってしまった事実が露呈した。これに軍幹部らが反発している」
そして、中国のネット上に起きた異変だ。最近、なんと習主席への批判が書き込まれるようになった。これが軍部の習主席離れを加速させたという。例えば概略、次のような具合だ-。
《もし私が日本人なら安倍を支持する。彼を見てみろ。うちの無能指導者とはぜんぜん違う》
《中国でも安倍のような強硬なリーダーが欲しい》
《中国を家庭に例えてみれば、親が臆病、嘘つき、へ理屈、エゴイスト。だから子供は親を好きになれない》
これでは軍部が「尖閣強奪」に暴走しても、習主席が政権維持するためには黙認するしかないではないか。
官邸関係者がいう。
「9月11日で日本が尖閣諸島を国有化してから丸1年になる。中国の軍部がこの日を屈辱の日として何らかの行動をとるという情報・分析がある」
安倍首相は26日、外遊中のシンガポールでバイデン米副大統領と会談し、「われわれは常に冷静に、かつ毅然と対応している」と明言した。
今や、中国人民の一部も安倍首相を“認めて”いる。領土問題では断固、一歩たりとも引いてはならない。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍。一昨年11月、月刊「文藝春秋」で「尾崎豊の遺書・全文公開」を発表し、大きな話題となった。
【配信元】NPO法人 百人の会
日本も
『有事』に対して
備える必要があると思います
じゃあな
【夕刊フジ 2013.07.31】

中国の習近平国家主席の統治力が落ちて、一部軍部が暴走を始めているのか(AP)

安倍晋三首相
中国で異変が起きている。数万人規模とされるインターネット監視部隊が自国民らの電子メールや掲示板での発言をチェックしてきたはずだが、最近、習近平国家主席を事実上批判したり、安倍晋三首相を評価する記述が見られるというのだ。経済失速や腐敗追及に人民解放軍幹部が反発し、一部で暴走を始めている-という情報まである。ジャーナリストの加賀孝英氏が各国当局者らを直撃した。
安倍首相は27日夜、東南アジア3カ国訪問(マレーシア、シンガポール、フィリピン)を終えて無事帰国した。今回の外遊目的は明確だ。海洋権益拡大のため、南シナ海や東シナ海で、他国の領土・領海を侵害している中国をけん制する「対中国包囲網」の連携強化だ。
3カ国で安倍首相がどう受け止められたか。以下、随行記者の話だ。
「シンガポールで26日に行った演説が圧巻だった。会場には約2000人の政財界関係者らが押し掛け、立ち見まで出るすごい人気。安倍首相は中国を意識して『アジアを導くものは昔も今も、これからも力による威圧ではない』と語ったうえで、中国を『重要な隣国』と呼び、日中首脳会談の実現を堂々と呼びかけた。これで聴衆は一気に盛り上がった」
さらに、安倍首相は27日、フィリピン沿岸警備隊の能力向上を支援するため、ODA(政府開発援助)を活用して巡視船10隻を供与すると発表した。
「スカボロー礁の領有権問題をめぐって中国と対立するアキノ大統領への支援を、安倍首相は堂々と表明した格好だ。フィリピン側は大喜びだった」(同)
アベノミクスと参院選圧勝で勢いに乗る安倍首相の果敢な姿だ。だが、その裏で、実は中国で思いもよらない事態が起きている。習主席の政権基盤が弱体化し、軍部が暴走状態に入ったというのだ。防衛省幹部がこういう。
「24日に中国軍のY8早期警戒機1機が、沖縄本島と宮古島の間にある公海上空を東シナ海から太平洋まで抜けて初めて往復飛行し日本を挑発した。翌25日夜には、中国海軍のミサイル駆逐艦など5隻が同じ海域を通過して中国艦として初めて日本列島を1周した。全て軍部の暴走だとみられる。習主席が軍部を抑えきれていない。軍部が決起に走る危険性がある」
中国で一体何が起きているのか。以下、旧知の人民解放軍関係者、米国防総省関係者から得た情報だ。面白い。とくとお読みいただきたい。
「軍幹部らが習主席を公然と批判し始めた。最大の理由はカネだ。経済が『影の銀行(シャドーバンキング)』問題などで破綻したら軍幹部らの利権は吹っ飛ぶ。ところが習主席は有効な経済対策を全く打てていない。やっているのは腐敗追及だけ。不満が爆発寸前だ」
「習主席の外交手腕にも批判が高まった。6月の米中首脳会談を、共産党政権は『大成功だった』と主張した。だが米国側のリークで、習主席が日本批判を始めるや、オバマ大統領に『日本は大事な同盟国だ』とピシャリとやられ、黙ってしまった事実が露呈した。これに軍幹部らが反発している」
そして、中国のネット上に起きた異変だ。最近、なんと習主席への批判が書き込まれるようになった。これが軍部の習主席離れを加速させたという。例えば概略、次のような具合だ-。
《もし私が日本人なら安倍を支持する。彼を見てみろ。うちの無能指導者とはぜんぜん違う》
《中国でも安倍のような強硬なリーダーが欲しい》
《中国を家庭に例えてみれば、親が臆病、嘘つき、へ理屈、エゴイスト。だから子供は親を好きになれない》
これでは軍部が「尖閣強奪」に暴走しても、習主席が政権維持するためには黙認するしかないではないか。
官邸関係者がいう。
「9月11日で日本が尖閣諸島を国有化してから丸1年になる。中国の軍部がこの日を屈辱の日として何らかの行動をとるという情報・分析がある」
安倍首相は26日、外遊中のシンガポールでバイデン米副大統領と会談し、「われわれは常に冷静に、かつ毅然と対応している」と明言した。
今や、中国人民の一部も安倍首相を“認めて”いる。領土問題では断固、一歩たりとも引いてはならない。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍。一昨年11月、月刊「文藝春秋」で「尾崎豊の遺書・全文公開」を発表し、大きな話題となった。
【配信元】NPO法人 百人の会
日本も
『有事』に対して
備える必要があると思います
じゃあな

Posted by 『にっしゃん』 at 06:58│Comments(0)
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