2013年09月14日
緊迫の海
中国公船に囲まれた…緊迫の海、漁師ら恐怖
【読売新聞 9月11日(水)】
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化から11日で1年。
カツオやマグロなどの好漁場でもある周辺海域はこの間、日中がにらみ合う緊迫の海となり、沖縄から漁に出る船はほとんどいなくなった。
“国境の島”に生きる漁師たちは、頻繁に侵入を繰り返す中国の公船に翻弄されている。
「中国公船が常にいて、漁に集中できない」
尖閣諸島の領海で40年以上、カツオ一本釣り漁を続ける伊良部島(同県宮古島市)の漢那(かんな)一浩さん(64)はため息をついた。
漢那さんは毎年12月中旬~2月に尖閣に向かう。片道半日以上かけて通うのは、「脂がのったスマガツオが取れる好漁場」だからだ。尖閣産のスマガツオは人気で、仲買人たちが桟橋で船の帰りを待つほどだという。
1970年代には県内から160隻以上が出漁していたが、今では伊良部島と与那国島(同県与那国町)の数隻となっている。燃料費の高騰が最大の理由だが、中国公船の航行も要因の一つだという。「みなトラブルに巻き込まれたくないから。連なって航行する公船の間を通り抜けたこともある。不安がないとは言えないよ」
今年2月には、鹿児島県の漁船が、海洋監視船「海監」に接近されるケースも発生。同県指宿市の指宿漁協などによると、魚釣島沖の領海で一本釣りをしていた漁船2隻に正午頃、海監2隻が近づき、漁船は操業を中止して移動したが、海監は午後5時頃まで追いかけてきたという。
今年5月、漁師とともに現場海域を船から視察した石垣市の伊良皆(いらみな)高信議長(53)は、領海侵入してきた海監3隻に取り囲まれた。その際、海監のスピーカーから流暢(りゅうちょう)な日本語で「ただちに出て下さい」との警告が流れたという。海保の巡視船が割って入ったが、巡視船と海監のにらみ合いは7時間に及んだ。
伊良皆議長は「間近に迫る中国公船に恐怖を感じた。このままでは漁師が漁に出られず、中国に実効支配されかねない。政府は安心して漁ができるようにしてほしい」と訴えた。

【配信元】NPO法人 百人の会
気の毒な話じゃ
じゃあな
【読売新聞 9月11日(水)】
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化から11日で1年。
カツオやマグロなどの好漁場でもある周辺海域はこの間、日中がにらみ合う緊迫の海となり、沖縄から漁に出る船はほとんどいなくなった。
“国境の島”に生きる漁師たちは、頻繁に侵入を繰り返す中国の公船に翻弄されている。
「中国公船が常にいて、漁に集中できない」
尖閣諸島の領海で40年以上、カツオ一本釣り漁を続ける伊良部島(同県宮古島市)の漢那(かんな)一浩さん(64)はため息をついた。
漢那さんは毎年12月中旬~2月に尖閣に向かう。片道半日以上かけて通うのは、「脂がのったスマガツオが取れる好漁場」だからだ。尖閣産のスマガツオは人気で、仲買人たちが桟橋で船の帰りを待つほどだという。
1970年代には県内から160隻以上が出漁していたが、今では伊良部島と与那国島(同県与那国町)の数隻となっている。燃料費の高騰が最大の理由だが、中国公船の航行も要因の一つだという。「みなトラブルに巻き込まれたくないから。連なって航行する公船の間を通り抜けたこともある。不安がないとは言えないよ」
今年2月には、鹿児島県の漁船が、海洋監視船「海監」に接近されるケースも発生。同県指宿市の指宿漁協などによると、魚釣島沖の領海で一本釣りをしていた漁船2隻に正午頃、海監2隻が近づき、漁船は操業を中止して移動したが、海監は午後5時頃まで追いかけてきたという。
今年5月、漁師とともに現場海域を船から視察した石垣市の伊良皆(いらみな)高信議長(53)は、領海侵入してきた海監3隻に取り囲まれた。その際、海監のスピーカーから流暢(りゅうちょう)な日本語で「ただちに出て下さい」との警告が流れたという。海保の巡視船が割って入ったが、巡視船と海監のにらみ合いは7時間に及んだ。
伊良皆議長は「間近に迫る中国公船に恐怖を感じた。このままでは漁師が漁に出られず、中国に実効支配されかねない。政府は安心して漁ができるようにしてほしい」と訴えた。

【配信元】NPO法人 百人の会
気の毒な話じゃ
じゃあな

Posted by 『にっしゃん』 at 07:15│Comments(0)
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