2011年04月15日
国難克服を国家再生につなげよう

まったくそのとおり
じゃあな

国難克服を国家再生につなげよう ― 国家基本問題研究所http://jinf.jp/ 理
事長 桜井よしこ ―
大地を引きちぎるかのように東北地方沿岸部の地形を東西に数十メートルも伸ばし、
一メートル前後沈下させた巨大地震と、それに続く巨大津波は、考えられる限りの全
面戦争をも凌ぐ凄まじい災害をもたらした。この国難を、私たち日本人本来の気概
と、忍耐と努力とによって、必ず乗り越えていく。だが、国難の克服を、いまやあら
ゆる意味で脆弱になり果てた日本国の立て直し、国家再生にどうしてもつなげなけれ
ばならない。
菅直人首相以下、枝野幸男官房長官ら政府中枢部の今回の行動は、日本が国家たる
ことを止めて久しいことを物語っていた。彼らの努力は国家指導者のそれというよ
り、個人としてのいじましい努力の範囲内にとどまった。
東日本大地震が発生しても、長く安全保障会議も中央防災会議も開かなかったこと
に象徴されるように、菅民主党政権は国難という言葉を繰り返しながらも、それに対
処する国家的枠組みを作り得なかった。
安保会議の開催は、自ずと全省庁の叡智の結集と専門的知見に基づく対策のとりま
とめにつながる。国家の総力を挙げて取り組む体制が出来上がり、首相の決断を待っ
て実行される。こうした機能を活用して、初めて国家として国難に当たれるのであ
る。その体制を作れなかったのは、指導者が国家を意識することも、またその機能に
ついて基本的な知見もないからだ。
ちなみに、この非常時になぜ安保会議を開かないのかと官邸に問い合わせると、
「人手が足りなくて」との回答だった。他方、官邸中枢で総指揮を取るべき首相が走
り回り、大きな枠組みで戦略を練るべき官房長官が広報担当になり果てた。
彼らは「忙しさ」の余り、蓮舫、辻本清美両氏を招集し、谷垣禎一自民党総裁にも
入閣を要請した。菅、枝野両氏の、及び民主党の政権与党としての、限界を示すもの
だった。
国家としての自覚を欠く日本国の在り方は戦後生じたもので、自民党もその点では
大差はない。敗戦後一貫して米国に守られ、他者への依存に甘んじてきたのが日本で
ある。国土、国民を守る国家の土台が武力集団としての自衛隊である。しかし、戦後
の日本は軍事力を忌み嫌いつつ、安全は守られて当然、日本国が平和を唱えれば世界
は平和にならなければならないという、独りよがりの甘えに埋没し、中国、ロシアを
筆頭に日本に迫る危機にも気づかず現在に至る。
国防の大前提を他者への依存に置く国家は、内政においても責任を丸投げする。普
段は非難していた自衛隊に頼り、抗い難い災害と最前線で闘う民間企業を怒鳴りつ
け、消防隊に処分をちらつかせたのは、そういうことだ。
国家になり得ていない日本に、東日本大地震はそれでよいのかと問い掛けている。
日本国は自力で自国を守る気はあるのかと天の問いに、私たちはいまこそ、国家再生
で答えなければならない。
<「国基研だより」4月号巻頭言より>
2011年04月15日
日本人としての誇り

日本人としての誇り



http://blogs.yahoo.co.jp/nissyan05/28684568.html
※音声が出ますので御注意下さい
アジアに輝かしい功績を残した
祖先を
私は誇りに思う
じゃあな
