2014年01月11日
国家安全保障局が発足
国家安全保障局が発足 情報一元化、縦割り打破へ
日本経済新聞 2014/1/7 11:30

安倍晋三首相は同日午前、初代局長となる谷内正太郎内閣官房参与(元外務事務次官)=写真左=らに首相官邸で辞令を交付した。 【時事通信社】
政府の外交・安全保障政策の司令塔として昨年12月に始動した国家安全保障会議(日本版NSC)の事務局となる国家安全保障局が7日午前、発足した。初代局長には元外務次官で安倍晋三首相の外交ブレーンでもある谷内正太郎内閣官房参与が就任。情報の収集・分析での省庁の縦割りを打破し、首相官邸による政治主導の外交・安保政策の実現を目指す。
日本版NSCは首相と外相、防衛相、官房長官の「4大臣会合」を月2回ほど開く。閣僚を中心に中長期の外交・安保戦略を練りつつ、有事で機動的に対応できる態勢をとる。事務局の国家安保局は総合調整役として、外務省、防衛省、警察庁などに分かれている外交・安保や危機管理に関する情報を官邸に集約し、一元的に分析する。各省庁に情報の提供を要求でき、有事対応でもNSCに必要な提言をする。
首相は7日午前、首相官邸で谷内氏ら同局幹部に辞令を交付した。国家安保局の局次長には、外務省出身の兼原信克、防衛省出身の高見沢将林両官房副長官補が就いた。外交・安保、危機管理の関係省庁の職員を中心に、自衛隊の制服組も加わり、当面は67人規模で業務を始める。総合調整、戦略立案、情報分析、米国など同盟・友好国、中国・北朝鮮、その他地域などで班を分ける。
国家安保局は米国や英国などのNSCと電話で直接やりとりできるホットラインを結ぶ。谷内氏は月内にも訪米し、カウンターパートとなるライス大統領補佐官(国家安全保障担当)らと会談する予定だ。今後の連携を確認するとともに、首相の靖国神社参拝の真意を説明し、米側が抱く中国、韓国両国との関係悪化への懸念を払拭する狙いとみられる。
国家安全保障会議(日本版NSC)は平成25年12月4日に発足。

国家安全保障局(平成26年1月7日)発足
外務、防衛両省と警察庁の出身者を中心に60人規模で平成26年1月7日発足する国家安全保障局の人事は下記のとおり。
国家安全保障担当首相補佐官 礒崎陽輔(首相補佐官)
【国家安全保障局】
局 長 谷内正太郎(内閣官房参与)
次 長 兼原 信克(内閣官房副長官補 外務官僚)
次 長 高見沢将林(内閣官房副長官補 防衛官僚)
【内閣官房審議官】
外務官僚 林 肇(元首相秘書官)
防衛官僚 前田 哲(前防衛省地方協力局次長)
自衛官 長島 純(内閣事務官兼空将補 前ベルギー防衛駐在官 B29)
(1)総括 増田和夫(防衛官僚 元日米防衛協力課長)
(2)戦略 赤瀬正洋(防衛官僚 元沖縄調整官)
(3)情報 白井利明(警察官僚 内閣情報調査室)
(4)同盟・友好国 鯰 博行(外務官僚 元日米安保条約課長)
(5)中国・北朝鮮・ロシア 船越健裕(外務官僚 元在米大使館勤務)
(6)その他地域 伊藤茂樹(防衛官僚 防衛省広報課長)
【配信元】NPO法人 百人の会
有効に機能して
日本の安全が守られますように
じゃあな
日本経済新聞 2014/1/7 11:30

安倍晋三首相は同日午前、初代局長となる谷内正太郎内閣官房参与(元外務事務次官)=写真左=らに首相官邸で辞令を交付した。 【時事通信社】
政府の外交・安全保障政策の司令塔として昨年12月に始動した国家安全保障会議(日本版NSC)の事務局となる国家安全保障局が7日午前、発足した。初代局長には元外務次官で安倍晋三首相の外交ブレーンでもある谷内正太郎内閣官房参与が就任。情報の収集・分析での省庁の縦割りを打破し、首相官邸による政治主導の外交・安保政策の実現を目指す。
日本版NSCは首相と外相、防衛相、官房長官の「4大臣会合」を月2回ほど開く。閣僚を中心に中長期の外交・安保戦略を練りつつ、有事で機動的に対応できる態勢をとる。事務局の国家安保局は総合調整役として、外務省、防衛省、警察庁などに分かれている外交・安保や危機管理に関する情報を官邸に集約し、一元的に分析する。各省庁に情報の提供を要求でき、有事対応でもNSCに必要な提言をする。
首相は7日午前、首相官邸で谷内氏ら同局幹部に辞令を交付した。国家安保局の局次長には、外務省出身の兼原信克、防衛省出身の高見沢将林両官房副長官補が就いた。外交・安保、危機管理の関係省庁の職員を中心に、自衛隊の制服組も加わり、当面は67人規模で業務を始める。総合調整、戦略立案、情報分析、米国など同盟・友好国、中国・北朝鮮、その他地域などで班を分ける。
国家安保局は米国や英国などのNSCと電話で直接やりとりできるホットラインを結ぶ。谷内氏は月内にも訪米し、カウンターパートとなるライス大統領補佐官(国家安全保障担当)らと会談する予定だ。今後の連携を確認するとともに、首相の靖国神社参拝の真意を説明し、米側が抱く中国、韓国両国との関係悪化への懸念を払拭する狙いとみられる。
国家安全保障会議(日本版NSC)は平成25年12月4日に発足。

国家安全保障局(平成26年1月7日)発足
外務、防衛両省と警察庁の出身者を中心に60人規模で平成26年1月7日発足する国家安全保障局の人事は下記のとおり。
国家安全保障担当首相補佐官 礒崎陽輔(首相補佐官)
【国家安全保障局】
局 長 谷内正太郎(内閣官房参与)
次 長 兼原 信克(内閣官房副長官補 外務官僚)
次 長 高見沢将林(内閣官房副長官補 防衛官僚)
【内閣官房審議官】
外務官僚 林 肇(元首相秘書官)
防衛官僚 前田 哲(前防衛省地方協力局次長)
自衛官 長島 純(内閣事務官兼空将補 前ベルギー防衛駐在官 B29)
(1)総括 増田和夫(防衛官僚 元日米防衛協力課長)
(2)戦略 赤瀬正洋(防衛官僚 元沖縄調整官)
(3)情報 白井利明(警察官僚 内閣情報調査室)
(4)同盟・友好国 鯰 博行(外務官僚 元日米安保条約課長)
(5)中国・北朝鮮・ロシア 船越健裕(外務官僚 元在米大使館勤務)
(6)その他地域 伊藤茂樹(防衛官僚 防衛省広報課長)
【配信元】NPO法人 百人の会
有効に機能して
日本の安全が守られますように
じゃあな
