2013年12月09日
2013年12月09日
朴大統領、さらに窮地
韓国・朴大統領は孤立無援 外交破綻で批判噴出! 北朝鮮緊迫でさらに窮地
夕刊フジ 2013.12.05

唯我独尊の朴槿恵大統領だが、難問山積で孤立は深まるばかりだ(AP)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、孤立を深めつつある。中国が一方的に設定した東シナ海上空の防空識別圏に、中韓両国が管轄権を争う暗礁、離於島(イオド)が含まれていたため、看板の「中国重視・米中均衡外交」が破綻しそうなのだ。経済苦境や、北朝鮮の政情不安も重なり、国内外でわき上がる批判。バイデン米副大統領は6日、朴氏と会談する。朴氏は危機を乗り切ることができるのか。
「中国に後ろから撃たれた」
韓国日報は2日、中国の防空圏設定をこう表現した。中国と相対する「正面から」でなく、味方という意味の「後ろから」と書くあたりに、朴政権のスタンスをよく表している。同紙はさらに、「日米と中国が北東アジアの覇権をめぐりぶつかるなか、韓国外交は混乱に陥っている」と朴政権を批判した。
朴政権は今年2月の発足以降、最大の貿易相手である中国を重視してきた。朴氏は6月の訪中での中韓首脳会談を皮切りに、習近平国家主席とは3回会談。中国を刺激しないためか、米国のミサイル防衛システム(MD)に加わらないことを韓国国防部が表明するなど、対中外交の「成功」を政権初期の実績に掲げていた。
一方で、日本には「1000年恨み続ける」と公言。安倍晋三首相との首脳会談を拒否し、オバマ米大統領やドイツのメルケル首相らに「日本は正しい歴史認識を持つべきだ」「日本は謝罪どころか侮辱を続けている」などと言い付ける“告げ口外交”を展開してきた。
朴氏の外交姿勢は当初こそ支持されていたが、韓国の異常な「反日」を嫌って日本の対韓投資や旅行客が激減したうえ、ウォン高で輸出産業の業績が急速に悪化するなど、韓国経済に深刻な悪影響が出始めた。
こうしたなか、頼みの綱だった中国が、韓国と重なる防空識別圏を設定し、中国重視で邁進してきた朴氏を突き放したのだ。
韓国は先月28日、ソウルで開かれた中韓国防次官級戦略対話で、中国が設定した防空識別圏の変更を求めたが、人民解放軍の王冠中副総参謀長はこれを拒否した。韓国の最大野党、民主党の幹部は2日の会議で「(朴氏が実績とした)訪中会談は抜け殻だった」と批判した。
中国の韓国に対する冷たい態度について、中国事情に詳しいノンフィクション作家の河添恵子氏は「中国はもともと、北朝鮮側から朝鮮半島全体を勢力範囲にする方針だったが、2008年ごろから『手ごわい北朝鮮よりも、韓国から取り込む方が早い』と方針転換した」といい、こう続ける。
「朴氏は6月の訪中で、習主席以下、中国のトップ3と個別に会談や食事をするなど異例の大歓迎を受けた。朴氏は大喜びだったが、5カ月後には防空圏というジャブを打たれた。中国は1000年以上、朝鮮半島を属国としてきただけに、駆け引きがうまい。韓国を硬軟で揺さぶって、次第に支配下に置くつもりだろう。韓国経済の生命線ともいえる『対中貿易』というカードも握っている」
もう1つ、韓国を震撼させるニュースが3日、飛び込んできた。
北朝鮮ナンバー2とされた張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長に失脚の可能性が浮上したのだ。同国の権力闘争が激化して、北朝鮮の暴発リスクが高まることは、朝鮮半島情勢を緊迫化させ、外資が逃げ出す要因となる。厳しい韓国経済をさらに窮地に追い込むことになるのだ。
朝鮮半島情勢に詳しい元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「張氏は中国首脳部とのパイプが深く、『対中利権に関与している』といわれた。本当に失脚したのなら、北朝鮮と中国の関係は微妙になる。張周辺が更迭されたとの情報もあるが、前後して、朝鮮人民軍の大規模な異動も確認されている。新しく抜擢された軍幹部の多くは若手で、対韓強硬派が多い。当然、韓国のカントリーリスクは高まる。朴政権には複雑すぎる連立方程式だ。朴氏が追い込まれたところで、中国が工作活動を仕掛けている可能性もある」という。
「反日強硬派」として知られる韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は、4日から予定していたウクライナやアラブ首長国連邦(UAE)への外遊を急きょ中止にした。中国の防空圏だけでなく、北朝鮮の情勢不安も関係している可能性がある。
前出の河添氏は、韓国と中国に関する注目すべき情報をこう明かす。
「韓国は現在、済州(チェジュ)島に大海軍基地を建設しているが、中国人がこの島の不動産を買いあさっており、中国人観光客も、今年1~5月だけで46万人近くになっている。関係者の間では『中国は将来、済州島の海軍基地を自分たちが使うつもりではないか』とささやかれている。中国が済州島を押さえれば、東シナ海や対日戦略の拠点となる」
朴氏が目覚める日は来るのか。
【配信元】NPO法人 百人の会
『反日』で
何でもカタがつく訳がない・・・
じゃあな
夕刊フジ 2013.12.05

唯我独尊の朴槿恵大統領だが、難問山積で孤立は深まるばかりだ(AP)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、孤立を深めつつある。中国が一方的に設定した東シナ海上空の防空識別圏に、中韓両国が管轄権を争う暗礁、離於島(イオド)が含まれていたため、看板の「中国重視・米中均衡外交」が破綻しそうなのだ。経済苦境や、北朝鮮の政情不安も重なり、国内外でわき上がる批判。バイデン米副大統領は6日、朴氏と会談する。朴氏は危機を乗り切ることができるのか。
「中国に後ろから撃たれた」
韓国日報は2日、中国の防空圏設定をこう表現した。中国と相対する「正面から」でなく、味方という意味の「後ろから」と書くあたりに、朴政権のスタンスをよく表している。同紙はさらに、「日米と中国が北東アジアの覇権をめぐりぶつかるなか、韓国外交は混乱に陥っている」と朴政権を批判した。
朴政権は今年2月の発足以降、最大の貿易相手である中国を重視してきた。朴氏は6月の訪中での中韓首脳会談を皮切りに、習近平国家主席とは3回会談。中国を刺激しないためか、米国のミサイル防衛システム(MD)に加わらないことを韓国国防部が表明するなど、対中外交の「成功」を政権初期の実績に掲げていた。
一方で、日本には「1000年恨み続ける」と公言。安倍晋三首相との首脳会談を拒否し、オバマ米大統領やドイツのメルケル首相らに「日本は正しい歴史認識を持つべきだ」「日本は謝罪どころか侮辱を続けている」などと言い付ける“告げ口外交”を展開してきた。
朴氏の外交姿勢は当初こそ支持されていたが、韓国の異常な「反日」を嫌って日本の対韓投資や旅行客が激減したうえ、ウォン高で輸出産業の業績が急速に悪化するなど、韓国経済に深刻な悪影響が出始めた。
こうしたなか、頼みの綱だった中国が、韓国と重なる防空識別圏を設定し、中国重視で邁進してきた朴氏を突き放したのだ。
韓国は先月28日、ソウルで開かれた中韓国防次官級戦略対話で、中国が設定した防空識別圏の変更を求めたが、人民解放軍の王冠中副総参謀長はこれを拒否した。韓国の最大野党、民主党の幹部は2日の会議で「(朴氏が実績とした)訪中会談は抜け殻だった」と批判した。
中国の韓国に対する冷たい態度について、中国事情に詳しいノンフィクション作家の河添恵子氏は「中国はもともと、北朝鮮側から朝鮮半島全体を勢力範囲にする方針だったが、2008年ごろから『手ごわい北朝鮮よりも、韓国から取り込む方が早い』と方針転換した」といい、こう続ける。
「朴氏は6月の訪中で、習主席以下、中国のトップ3と個別に会談や食事をするなど異例の大歓迎を受けた。朴氏は大喜びだったが、5カ月後には防空圏というジャブを打たれた。中国は1000年以上、朝鮮半島を属国としてきただけに、駆け引きがうまい。韓国を硬軟で揺さぶって、次第に支配下に置くつもりだろう。韓国経済の生命線ともいえる『対中貿易』というカードも握っている」
もう1つ、韓国を震撼させるニュースが3日、飛び込んできた。
北朝鮮ナンバー2とされた張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長に失脚の可能性が浮上したのだ。同国の権力闘争が激化して、北朝鮮の暴発リスクが高まることは、朝鮮半島情勢を緊迫化させ、外資が逃げ出す要因となる。厳しい韓国経済をさらに窮地に追い込むことになるのだ。
朝鮮半島情勢に詳しい元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「張氏は中国首脳部とのパイプが深く、『対中利権に関与している』といわれた。本当に失脚したのなら、北朝鮮と中国の関係は微妙になる。張周辺が更迭されたとの情報もあるが、前後して、朝鮮人民軍の大規模な異動も確認されている。新しく抜擢された軍幹部の多くは若手で、対韓強硬派が多い。当然、韓国のカントリーリスクは高まる。朴政権には複雑すぎる連立方程式だ。朴氏が追い込まれたところで、中国が工作活動を仕掛けている可能性もある」という。
「反日強硬派」として知られる韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は、4日から予定していたウクライナやアラブ首長国連邦(UAE)への外遊を急きょ中止にした。中国の防空圏だけでなく、北朝鮮の情勢不安も関係している可能性がある。
前出の河添氏は、韓国と中国に関する注目すべき情報をこう明かす。
「韓国は現在、済州(チェジュ)島に大海軍基地を建設しているが、中国人がこの島の不動産を買いあさっており、中国人観光客も、今年1~5月だけで46万人近くになっている。関係者の間では『中国は将来、済州島の海軍基地を自分たちが使うつもりではないか』とささやかれている。中国が済州島を押さえれば、東シナ海や対日戦略の拠点となる」
朴氏が目覚める日は来るのか。
【配信元】NPO法人 百人の会
『反日』で
何でもカタがつく訳がない・・・
じゃあな
